「エアコンのフィルターにもカビが生える」ってこと、知っていますか?
「えっ、生えるの…?」と私も思ったんですけど、これが生えちゃうんですよね…
しかも厄介なことに、一旦掃除してキレイにしても、何度も生えてきてしまいます。
さらに、フィルターがカビだらけということは、クーラーの風と共にカビ胞子を部屋中にまき散らしているということに!
これは大変ですね!早くスッキリきれいに掃除して、きれいな空気で部屋を冷やしましょう!
クーラーのカビはなぜ生える?
フィルターにカビが生える要因には、次の3つが挙げられます。
① 酸素
② 栄養
③ 湿気(水分)
実はエアコン内は湿気だらけなんです。
絶えず熱い空気と冷たい空気を交換し続けているので、結露しやすく、いつも濡れた状態なんですね。
また、クーラーは室内の暑い空気を吸い込み、冷やして吐き出すことで部屋を涼しくしています。
フィルターは空気中の汚れを取る役割を果たしていますよ。
エアコン内部がホコリだらけになるのを防いでいるんですね。
室内の汚れには空気中に漂うホコリの他にも、台所からの油汚れ、人やペットの汗なども含まれています。
これらの汚れがカビ菌の栄養となってしまうのです。
酸素はもちろんエアコン内にもありますので、これでカビが生える三拍子が見事に(?)揃ってしまいますよ。
クーラーのカビを放っておくとどうなる?
ポツポツ生えたカビを、「まぁいっか…」と気にせずクーラーを使用すると、喘息やアレルギーの原因となり、症状がひどくなることもありますよ。
さらにひどくなると肺炎になることもあるそうです。これでは困ったことになってしまいますね。
ところで、フィルターに生えるカビは「クロカビ」と呼ばれる種類だそうです。
生活の中に比較的多く存在するカビで、湿気や水分が多い場所が大好きなんだそうです。
まさに、エアコン内はクロカビにとって天国なんですね。
「熱はないのに咳が続く」「微熱があって咳が止まらない」という人は、フィルターにびっしり生えたクロカビが原因かもしれません。
エアコンフィルターのカビの掃除方法
さて、カビの恐ろしさを十分お分かりいただけたところで、「エアコンのフィルターに生えたカビの落とし方」をご紹介しますね。
幸いなことに、フィルターに多いクロカビは、比較的落としやすいタイプのカビです。
小まめに掃除して生えさせないようにしましょう!
<手順>
①クーラーからフィルターを取り外す(フィルターは簡単に取り外すことができますよ)
②新聞紙や広告の上でホコリを落とす
③ある程度ホコリが取れたら、シャワーで水洗いしてカビを落とす
*この時、フィルターの裏側から水をかけるようにしましょう。表側からかけるとホコリが目詰まりを起こし、取れにくくなってしまいますよ。
ホコリを取り除くと、フィルターに生えたカビが見えてくるはずです。
④落ちにくいカビは台所用洗剤を使ってこすり洗いをする
*古い歯ブラシがあると便利です。
⑤洗い終わったらしっかりと乾燥させる ←重要ポイントですよ。
フィルターのカビ予防方法
そもそもフィルターにカビを生えさせないために、定期的に「送風運転」することをおすすめしますよ。
冷房運転をした後そのまま消すのではなく、30分~1時間程度、送風運転をさせましょう。
カビが生えるのはクーラー内部の結露が原因ですから、送風運転で乾燥させるというわけです。
出かける前にタイマーを使って送風運転にしておくといいですね。
これならスイッチ一つでお手入れできるので、とても簡単ですよ。
フィルターより奥のカビはどうするの?
フィルターを外すと、エアコン内部にカビがたくさん生えている光景が見えるかもしれません。
それを見てしまうと、思わず掃除したくなる気持ちになるのもよく分かります!
ですが、内部のカビ取りは「プロの業者さん」にお任せしたほうが良いかもしれません。
エアコン内部の掃除は意外と難しく、間違った扱いをして故障やショートをさせてしまうといけないからです!
⇒ エアコン専用スプレーで掃除は簡単?自分でキレイにする方法まとめ
それでも「私は自信があるわ!」という人は、このようなお掃除グッズがありますよ。
これだとわりと手軽に内部の掃除ができますが、あくまで自己責任で行ってくださいね。
簡単な掃除方法も販売ページに記載されていますよ。
まとめ
・カビは湿気の多い場所が大好き!エアコンはカビの温床!
・クーラーのカビを放っておくと喘息やアレルギーの原因になることも…
【カビの落とし方】
①フィルターのホコリを落とす
②シャワーで洗い流す(裏から水をかけること)
*水だけで取れないカビは台所用洗剤を使い、歯ブラシなどでこすり洗いすると良い。
③カビが生えるのを予防するために、冷房運転後30分~1時間程度送風運転をする
クーラーのカビは放っておくと体に悪いことがよく分かりましたね。
さらに、比較的簡単なお手入れで掃除ができることも分かりました。
なので、今後はフィルターのカビを見て見ぬ振りをしないで、小まめに落とすようにしてください。
きれいな空気の中で快適な夏を過ごしてくださいね!