熱帯夜にエアコンは欠かせませんよね。
ところで、夜クーラー運転にして寝るとき、タイマーにして途中で消しますか?それとも朝までつけっぱなしですか?
人によって使い方は違うと思いますが、「暑い夜でも快適に熟睡できるエアコン活用法」ってないのかなと思い、まとめてみました。
元気に夏を過ごすためには睡眠がとても大切です。
ぜひ読んで試してみてくださいね!
クーラーを使用したときの快適な温度は?
クーラーの冷たい風に当たりっぱなしだと、体がだるくなると聞いたことがあるのではないでしょうか?
⇒ クーラーにあたると体がだるい理由&3つの風邪予防対策教えます!
いわゆるクーラー病ですね。
人は寝ている間に体温が低くなります。
ですから、起きているときと同じように部屋をガンガン冷やすと風邪をひいてしまうんですね。
よって、エアコンの設定温度は昼間より少し高めにする必要があります。
一般的にぐっすり快適に眠るには、室内環境を「温度26度~28度、湿度50%以下」にするのがおすすめですよ。
クーラーはタイマー設定が良いとも限らない!?
エアコンのタイマーを使い、眠った後に運転が終了するよう設定する方も多いと思います。
この場合、そのまま朝までぐっすり眠ることができれば問題ありません。
ですが、「夜中暑くて目が覚めて、結局またつけてしまう」ということもよく起こりますよね。特に真夏には多いと思います。
夜中に目が覚めるということは、熟睡できていないということです。
こうなると、暑さで疲労がたまりやすい上に睡眠が妨げられ、疲れが取れないことになります。
その結果、体の調子を崩してしまう可能性が高くなりますよ。
そのため、寝るときのクーラー設定は、その日の温度や体調で「タイマーにする」か「つけっぱなしにする」か判断したほうが良さそうです。
クーラーを利用した快適な睡眠方法3パターン
では、クーラー病にならず、夜中に暑くて目が覚めることもなく、快適に眠るにはどうしたら良いのでしょうか?
パターン別にご紹介しましょう。
①タイマーを使う場合
・眠る1時間前にエアコンのスイッチを入れ、部屋を涼しくしておきます。
・入眠後3時間ほどでタイマーが切れるようセットしておきましょう。
・設定温度は27度ぐらいが目安ですね。
これだと、布団に入ってから眠りにつくまで汗をかかずに済みますよ。
眠ってしまった後、しばらくしてクーラー運転が止まり、徐々に室温が上がっていきます。
室温が上がるにつれ汗をかき始め、起床に向けて体温も上がり始めます。
体が冷えすぎることなく、スッキリとした寝覚めができるでしょう。
②一晩中エアコンをつける場合
一晩中つける場合は体が冷えすぎないよう注意する必要があります。
・設定温度は28度以上にし、除湿運転しましょう。
・起床1時間前に運転が切れるようタイマーをセットしておきましょう。
この方法だと、部屋の湿度が低くなり、室温と体温を下げ過ぎることなく眠ることができますよ。
また、除湿にすることで寝ている間に汗を乾かすこともできます。
そして、タイマーが切れると起床に向けて徐々に体温が上がります。
「起きた時に体が冷えすぎてだるい」といったことが防げます。
③睡眠中はエアコンを使わない場合
小さなお子さんがいて「寝るときはエアコンを使いたくない」というご家庭もあるでしょう。
ですが、就寝時に暑くなる原因は壁とシーツにあるので、その点にだけ対処します。
・就寝する1時間前にクーラー運転し、部屋の温度を下げます。
・目安は26度です。シーツと壁を冷やしましょう。
・就寝時にエアコンを切り、扇風機を微風運転させます。
・起床1時間前に扇風機が止まるようタイマーを入れておきましょう。
起床前に扇風機を止めることで、起床に向けて徐々に体温が上がり、自然な目覚めができるようになりますよ。
このとき体に直接扇風機の風を向けるのではなく、壁に向かって風をあてましょう。間接送風を利用すると良いですよ。
クーラー以外にできる寝るときの工夫
睡眠時に最も汗をかき、湿度が高くなりやすい部位が背中です。寝ているお子さんの背中が、汗でびっしょりなのを見たことがあると思います。
夏に快適な睡眠をとるには、寝床の湿度に気を配る必要がありますよ。
おすすめはシーツの素材をリネン(麻)に変えることです。
リネンは吸水性、速乾性に優れており、ジメジメをこもらせませんよ。敷布団は変えなくても、シーツを変えるだけでずいぶん快適になります。
また、リネンのシーツは洗濯してもすぐに乾くので、暑い夏にぴったりですね。これで清潔で快適に夏を過ごすことができますよ。
さらに、枕の暑さ対策にはこちらがおすすめです。
頭部が涼しいだけでも、かなり快適に眠ることができますよ。
これだとわざわざ枕の冷たい部分を探して寝る必要もなくなりますね。
まとめ
・人が快適だと感じる室内環境は「温度26度~28度、湿度50%以下」
・睡眠時は体温が下がるので、冷やしすぎないよう高めの設定温度にする
・寝るときタイマーをつけっぱなしにするか、消すかは室温や体調によって使い分ける
【快適な睡眠方法3パターン】
①タイマーを使う場合
就寝1時間前にクーラー運転し、睡眠後3時間程でタイマーが切れるよう設定する。
②一晩中エアコンをつける場合
設定温度は28度にし除湿運転にする。
③エアコンをつけない場合
就寝1時間前にクーラー運転し、シーツと壁を冷やす。(目安は26度くらい)
暑さで体力を消耗する夏こそ、ぐっすりと眠って疲れをしっかり取りたいですね。
タイマーを上手く活用して、元気な夏を過ごしてくださいね!