寒くなると毛布の出番が多くなりますね。肌に直接触れるものですから注意して清潔にしておきたいものです。
特に、アレルギー症状を引き起こす原因にもなるダニの対策はしっかりしておきたいですね。
布団類はこまめに干しているからといって安心はできませんよ。
ダニ対策を見直して、清潔な毛布で安眠しましょう!
毛布のダニは洗濯で死ぬの?
洗濯が好きな人は、毛布や布団もこまめに洗濯しているかもしれません。洗濯して乾燥したら「綺麗になった」と安心しますよね。
私も、ドラム式の洗濯機を使っているのですが、性能のいい洗濯機はどんな汚れも落とすと信じていました。
「ウイルス、ダニ、菌までもきっときれいに除去されているのだろう」と・・・。
ところがこれは間違いだったのです!
洗濯機で洗うとき普通は洗剤と水を使いますよね。
しかし、ダニは水の中でも平気で1週間は生きられる生き物。
たとえ洗剤を使って洗濯しても、生きたダニは全部死ぬことはないんです!
「毛布に生きたダニを3000匹つけて洗濯機で洗う」という実験によれば、恐ろしいことに『ダニは81%も生き残った』というデータがあります。
ダニの死骸や糞は減っても、生きているダニは簡単には死なないのです。
ものすごい生命力なんですね。
毛布を干せばダニを退治できる?
「私はこまめに天日干してるから大丈夫」と安心していませんか?
天日干しは間違っているわけではありませんが、それだけでは効果は不十分なようです。
なぜなら、ダニは高い温度でないと死滅しないからです。
ダニが死ぬ温度の目安は50度以上。さらに50度で「20分~30分加熱する」必要があります。
また、「60度以上」で死滅すると言われていますね。
普通に干していたのではここまでの高い温度にはなりません。
だからといって天日干しがまったく意味のないことではありません。
こまめにするのはとても良い習慣です。その習慣を維持しましょう。
毛布もずっと干さずに高温多湿の環境下にあれば、ダニが増えてしまいます。
天日干しを行うことによって、毛布を乾燥させることができますよ。
また、毛布の両面に日光を当てるとさらに良いでしょう。
干した後はそのまましまわずに、表面についていると思われるダニの糞や死骸、卵などを「ふとんブラシ」などでなでるように落としましょう。
ダニがすべて落ちることはないですが、こうすることで少しでもダニを少なくしておきたいですね。
ただし、たたくのは逆効果です!
たたくことで死骸や糞が舞い上がり、逆に体に悪影響を及ぼしてしまうことがあるので注意しましょう。
毛布に掃除機をかけると効果がある?
掃除機をかけることも、ダニの糞や死骸などには効果的ですが、生きているダニには効果がありません。
掃除機で吸ってもダニはしつこく繊維にしがみついているのです・・。
でも、死骸や糞をそのままにしておくのはやっぱりよくありません。
布団を干した後でさらに掃除機をかけることはダニの死骸、糞を取り除く対策には有効といえるでしょう。
コインランドリーを活用してダニを倒そう!
家でダニを全滅させることは、なかなか難しいようです。かといってクリーニングに出すと費用が余計にかかってしまいますよね…
毛布を洗う頻度としては年に2回以上がおススメです。『家族全員分の毛布を年に2回も洗う』となると、クリーニング費用はさらにかかります。
そこでコインランドリーの出番です!
コインランドリーなら費用もクリーニングの3分の1ほどで済むでしょう。
また、コインランドリーの乾燥機は温度が70度くらいあり、ダニ死滅には即効性がありとても効果的ですよ。
ダニ対策と家計の両方に役立つコインランドリーはとてもおすすめです。
毛布を使わないときの保管方法
毛布は、使わないときは洗ってから収納するようにしましょう。
そうでないと、収納している間にダニがどんどん増えてしまいますよ。
毛布は押入れなどに収納することが多いと思いますが、使用後そのまま収納してしまわないように!
ダニが好む湿気が発生しやすい押入れは、特に気を付けないといけません。
除湿剤で湿気対策をしましょう。
そして、布団圧縮袋などに入れて保管すると良いですよ。
まとめ
毛布を洗濯しただけでは「生きているダニは死なない」ということがわかりましたね。
それではダニを減らすために大事なポイントをまとめておきます。
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毛布を日光干しするときは両面を干す。干した後はたたかない。
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毛布を干したら掃除機で死骸などを吸いとる。
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コインランドリーの乾燥機はダニ死滅に効果的。
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毛布を保管するときは湿気対策をする。
生きているダニを死滅させるには、クリーニングやコインランドリーを活用するのが効果的です。
そして、日常的なメンテナンスとして日光干しや掃除機掛けを行うとよいでしょう。
ダニ対策をして清潔な毛布を使うように心がけましょうね。