扇風機の羽根は一番動く部分なので、長年使っていると割れてしまうのも無理ないかもしれません。
でも、少しだけひびが入った場合などは、捨てるのがもったいないですよね。
羽のほかに悪いところが見当たらない場合は特にそうです。猛暑なのにすぐに買い替えできないこともありますよね。
うちでも応急処置を行ったことがあるので、今回は「割れた扇風機の羽根を応急処置する方法」をまとめました。
もちろん、破損の状態によっては即買い替えた方が良い場合もあります。充分注意して行いましょう。
扇風機の割れた羽根を応急処置する方法
1.接着剤で応急処置
<用意するもの>
ヤスリ、セロテープ、プラスチック用接着剤、洗濯バサミやクリップなど留められるもの
<手順>
1.扇風機本体から羽根を取り外します。
ケガや感電防止のため、必ず電源コードを抜いた後に作業を行うようにして下さい。
2.羽根の割れた部分のつなぎ目が隙間なくきちんと合うか、目で見て確認します。
あまりにもバラバラの状態では、いくらなんでも自己で応急処置するのは無理ですよ。
3.ヤスリで扇風機の割れた面を削り、滑らかにします。
4.割れたつなぎ目を合わせ、裏側からテープを貼ります。
固定させる目的ももちろんありますが、この後で表側から付ける接着剤が漏れないようにする働きもあります。
しっかりと貼り合わせてくださいね。
5.表側から接着剤を埋め込むように付けていきます。
6.洗濯バサミやクリップで固定させ圧着させます。
1日置くと、しっかりくっつきますよ。
羽根をくっつける時に便利なのが「造形補修材プラリペア」です。
プラリペアは厳密に言うと接着剤ではありませんが、接着剤と同じく割れた部分をくっつけてくれます。
また、折れたり割れた部分を溶かして固めてくれますよ。
欠けてなくなってしまった部分も再生させて復活させることができるので、普通の接着剤では不可能なことができ、応急処置にとても役立つでしょう。
<プラリペアの特徴>
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合成樹脂のパウダーと専用リキッドを混合して使用する、二種混合タイプの造形補修材
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割れたり欠けたりした部分を補修し再生する
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室内の温度で短時間のうちに固まる
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固まったあとは樹脂となるため、欠けてなくなった部分も再生復活させることができる
クリアタイプもありますよ。
扇風機の羽根は透明なプラスチックを使っている場合が多いので、白よりも目立ちにくいですね。
用途によって使い分けるのが良いでしょう。
とても万能なので、いざという時のために私の家には必ず一つストックがあります(笑)
普通の接着剤みたいに「すぐに先が固まって使えなくなる」ことも無いので、とりあえず工具箱に放り込んでいますよ。
2.針金で応急処置
少し難易度が上がりますが、割れた羽根を針金で留める方法もあります。
くれぐれもケガには気を付けてくださいね。
<用意するもの>
小径マイクロドリル、先の細いラジオペンチ、ステンレス針金、接着剤、洗濯バサミやクリップなど留められるもの
<手順>
1から3までは、前項の「接着剤で応急処置する方法」と同じです。確認しておいてくださいね。
4.ステンレス針金をホッチキスの針のようにラジオペンチでコの字に曲げます。
5.割れ目を合わせ、サイドに二箇所、マイクロドリルで穴を空けます。
6.ステンレス針金を穴に通し、外れないように裏側を曲げます。
7.接着剤を両面に塗ります。洗濯バサミやクリップで固定し、しっかり圧着させます。
数時間経ったあと、接着剤の強度を確認してください。
接着剤を付けすぎると、その重みで羽根のバランスが崩れ、上手く回らなくなります。
微妙な調節が必要ですので、無理だと感じたら電気屋さんに任せてしまいましょう。
3.羽根だけ買える扇風機
応急処置ではありませんが、扇風機を買うときに「羽根だけ買うことができるか」を確認しておくと後々便利かもしれませんね。
交換用の羽根がある扇風機も売っているので、次に買い替えるときは検討してみましょう。
羽根を交換する時は説明書に従って、正しく付け替えてくださいね。
替えの羽根もメーカーによってはネットで買うことができますよ。
まとめ
今回紹介したのはあくまで私の応急処置方法です。
壊れた扇風機を無理して使い続けると、羽根が突然飛んでケガをしてしまったり、発火する恐れがありますよ。
ケガや火事は絶対に避けなければいけませんね。
自分で修理することが難しい場合は、素直に専門業者に頼むか、新しい扇風機に買い替えましょう!
無理して修理をせず、安全で快適な扇風機ライフを送ってくださいね!