どんなにオシャレなニットを着ていても、毛玉だらけだとあぁ残念…って感じですよね。
でも、だからと言って当然手でブチブチちぎり取ってはダメですよ。
そんなワイルドなことをしたら繊維を引きちぎることになり、生地がもっと傷んでしまいます。
どうせなら洗濯の方法で阻止しましょう!
今回は、「毛玉ニットを作らないための正しい洗濯方法」を伝授します。しっかり学んで実践してくださいね!
ニットに毛玉ができる原因
毛玉っていつの間にかできていますよね。では、なぜできてしまうのでしょうか?
実は毛玉の原因は摩擦なんです。
服は、着ていると何かしら外部との摩擦がありますよね。
リュックを背負えばリュックと擦れるし、動けば皮膚と擦れ合うし、重ね着すれば服同士でも擦れ合います。
そんなふうに外部とのふれあいが多いニットですから、毛玉ができやすくなってしまうのです。
以下で毛玉ができる詳しい仕組みを説明しましょう。
毛玉の発生の仕組み
①服の摩擦により繊維が毛羽立つ
②毛羽立った繊維が集まる
③繊維同士が絡み合い毛玉となる
つまり、毛玉を作らないためには「摩擦を少なくすればいい」ということになりますね。
毛玉のできにくい洗濯方法
洗濯の時には毛玉の原因となる「摩擦」や「静電気」を抑えることがポイントとなります。
以下の対策を試してみましょう。
洗濯ネットに入れて洗う
洗濯ネットに入れることで、他の衣服との摩擦を防ぐことができます。
この時、1枚のネットには1枚のニットを入れるようにしましょう。
ニットはたたんで入れてくださいね。
たたんだニットのサイズに対して、少し小さめのネットに入れるとより効果的ですよ。
柔軟剤を使う
柔軟剤の成分が繊維の表面をコーティングし、摩擦や静電気を防いでくれます。
生地の表面がなめらかになり、衣服同士の摩擦を少なくしてくれますよ。
裏返しにして洗う
洗濯するときは裏返しにしましょう。
裏返しにすると、表面の摩擦が減り、毛玉ができにくくなりますよ。
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎない
洗濯機には洗濯物をギュウギュウ詰めにせず、余裕を持たせて洗うようにましょう!
詰め込み過ぎると、それだけ衣類同士の摩擦が起こりやすくなってしまいますよ。
洗濯以外にもできる毛玉予防
こまめにブラッシングする
洋服ブラシなどでニットの表面を丁寧にブラッシングしましょう。
繊維の絡みを整えておけば、毛玉予防になりますよ。
静電気スプレーを使う
お出かけ前などに静電気スプレーをシュ!っと表面にひと吹きしておきましょう。
これだけで摩擦を防ぎ、毛玉ができにくくなりますよ。
タンスの中にギュウギュウにしまわない
タンスの中に、これでもかとばかりに服をギュウギュウに押し込めていませんか?
服が詰まっていると、衣服同士が摩擦を起こしやすくなってしまいますよ。
収納にも余裕をもたせておきましょう!
同じニットを連続して着ない
やはり、着る回数が多いニットはそれだけ摩擦が多くなりますし、洗濯する回数も増えてしまいますね。
お気に入りのニットは連続して着るのを避け、お休みの日を作りましょう。
ニットにできてしまった毛玉の対策は?
気を付けていたけど毛玉ができてしまった…
そんなときは、次の方法で対処してみてください!
ハサミで切る
今すぐポロっと取れそうになっている毛玉は、ハサミでチョキンと切ってしまいましょう。
間違ってニットの生地を切ってしまわないよう、引っ張らず、毛玉の部分だけを切るようにしてくださいね。
台所用スポンジで表面をなでる
片面が硬い台所用スポンジを使い、表面をなでてみましょう。
硬い面で毛玉のできている部分をなでます。同じ方向に何度かなでると毛玉がとれますよ。
T字型カミソリを使う
ニットを平らな面に置き、表面を優しくなでるように剃ります。
「優しく撫でるようにする」ことがポイントですよ。
私は一度、強くしすぎて生地を切ってしまったことがありました。
試す際は十分に注意してくださいね!
毛玉クリーナーを使う
毛玉クリーナーは毛玉を取る専用の機械なので、他の道具を使うより早く・きれいに毛玉を取り除くことができます。
「失敗しない」というのは大きな利点ですね。
値段も手頃で、毛足の長さを調節できたり、小型で持ち運びができるものもありますよ。
靴下やタイツなどでも使用できるので、一つあるといざというときに重宝しますね。
まとめ:毛玉はきれいにできる!
ここまでニットに毛玉ができないようにする対策をお伝えしてきました。
内容をまとめると…
・毛玉の原因は摩擦
・摩擦をできるだけ起こさないように洗濯する
ということでしたね。
具体的な方法は…
【洗濯時にできること】
1.洗濯ネットを使う
2.柔軟剤を使う
3.裏返しにして洗う
4.洗濯機にギュウギュウに詰め込まない
【洗濯以外にできる毛玉予防】
1.ブラッシング
2.静電気スプレー
3.タンスの中に詰め込まない
4.同じニットを連続着用しない
ということでした。
長年着ているものだとどうしても毛玉ができてしまいますよね。
でも、毛玉対策をすると自然とニットの型崩れも防げますので、着た時にきれいなラインが出るんですよ。
ニットも長持ちするので、お気に入りの服に対しては必ず対策をしてみてくださいね。
対策を早いほど良いです!今日から始めてみましょう!
↓毛玉ができないように洗濯ができるようになったら、伸ばさない干し方も学んでおいてくださいね。
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