低反発枕は「安眠できる」「肩こりや腰痛が改善される」と言われていて人気がありますね。
しかし、デメリットもあります。それは『洗濯が難しい』ということ!
使われているの素材は主に「ウレタン」と言われるものですが、水に濡れると変形してしまう性質がありますよ。
洗濯するのが難しい低反発枕ですが、正しいお手入れをしていれば長く使うことができます!
この機会に学んでおきましょう!
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低反発枕を洗濯したらどうなるの?
枕には洗える枕もありますが、低反発枕は「洗うことができない枕」とされています。
もし低反発枕を洗濯機で洗ってしまったら、中のウレタンがバラバラになってしまうことでしょう。
ウレタンは水に濡れると『自分自身の重さに耐えることができない』という特徴があります。
なので、洗濯した低反発枕はボロボロになって使えないものになる可能性がありますよ。
ネット上で「低反発枕を洗濯した」という体験談を見てみても、結果は「ウレタンがボロボロになってしまった...」という声が多数でした。
例えば「メッシュカバーの中でぐちゃぐちゃになっている」「水分を吸っているスポンジが小さなかたまりになってボロボロ」、「洗濯機で脱水中に重みでエラーになって止まった(ドラム式)」「中のスポンジが固まってハンバーグのようになっていた」という体験談が多かったですね。
これらを見たら、恐ろしくなってしまって「低反発枕を洗うのはやめておこう」と思ってしまいますよね。
さらに、低反発枕をなんとか洗えたとしても、乾くまでにかなり時間がかかるようです。
早くても2~3日、長くて1週間くらいかかることもあるようですね。
そして、低反発枕の固さも変わってしまいますよ。
また、良く乾いていない低反発枕は雑菌の繁殖のもとになって不衛生ですね。
低反発枕のお手入れ方法
基本的には洗えない低反発枕。
でも、枕を洗わないと気持ち悪いし、ダニが繁殖したりしないのか心配になったりする人もいるのではないでしょうか?
低反発枕の水洗いは不可ですが、次のようなお手入れをすればひとまずは安心して長く使えるでしょう。
1.枕カバーの洗濯をこまめにする
枕自体が洗えなくても、枕カバーなら簡単に洗濯機で洗うことができますね。
枕カバーを最低でも週に1度、できれば2~3日に1度位洗うようにするだけでもずいぶん違ってきますよ。
人の頭から出る汚れが気づかないうちにしみついているものです。
枕のニオイが気になるときは、枕カバーを洗う回数を増やしてみてくださいね。
2.枕は陰干しする
「洗えないなら直射日光に当てればいいんじゃないの?」と思いますよね。
ついやってしまいそうなのですが、低反発枕に紫外線はNGです!
ウレタンは紫外線に弱く、日に当たると早いスピードで劣化してしまいますよ。
うちにも昔、ウレタンのクッションがあったのですが、日の当たるリビングに置いていたせいか、しばらくするとボロボロになってしまっていました。
低反発枕を干すときは、斜めに立てかけるなどして、風に触れるように置くのがポイントです。
週に1度位は陰干しして風を通したいですね。
3.除菌、消臭スプレーを使う
洗えないからこそ、ニオイや除菌対策をしておきたいですよね。
「除菌スプレー」「消臭スプレー」などを上手に利用するとよいでしょう。
4.寿命がきたら買いかえる
低反発枕の寿命は「6ヵ月~3年程度」と言われています。
『枕の形が元に戻らなくなる』『枕が汚れる』『ウレタンが黒くなる』などの症状が出てきたら買い替え時と判断してもよいでしょう。
低反発枕を汚してしまったらどうする?
うっかりと汚れがついてしまったということもあるかもしれません。そんなときに水洗いができないと嫌ですよね。
万が一汚れがついてしまった場合は、「ぬるま湯につけて固く絞ったタオル」で拭くようにしましょう。
汚れ落ちをよくするには「中性洗剤」を大さじ1杯ほどお湯に加えると良いですよ。
枕をたたくようにして汚れを取っていきましょう。
仕上げに消臭スプレーなどを使い、陰干しして乾かします。
濡らしすぎないように注意しましょうね。
まとめ
『低反発枕は洗うのは難しい』ということが良くわかったと思います。
最後に、低反発枕のお手入れ方法について、もう一度大事なポイントをまとめておきますね。
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枕カバーをこまめに洗濯する。(最低でも週に1度)
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低反発枕は陰干しする
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除菌、消臭スプレーを活用する
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低反発枕は寿命がきたら買いかえる
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汚してしまった場合は、固く絞ったタオルでたたくようにして汚れをとる
洗濯機では洗えない低反発枕ですが、お手入れはそんなに難しいものではありません。
布団や他の洗濯物と違って忘れてしまいがちな枕のお手入れですが、上記のようなことに気を付けるだけで長持ちしますよ。
今度から洗濯をするときには『枕にも気を使う』という習慣をぜひ持ってみてくださいね。