「洗濯物を外に干す」→「雨が降ってきて濡れる」→「洗い直し…」という経験をしたことがある人は多いですよね。
でも、「雨って水だよね?だからこのまま乾かしても大丈夫だよね…?」とそのまま使おうとしているあなた!要注意です!
私は再度洗濯することをおすすめしますよ。
では、今回は「なぜ雨で濡れた洗濯物をなぜ洗い直しするべきなのか?」「方法はどのようにすれば良いか?」をご紹介しましょう。
実は不潔!雨に濡れた洗濯物
外に洗濯物を干すと空気中のホコリやゴミが付きますね。
その状態のまま雨に濡れると、菌が繁殖してしまいます。
雨に濡れた洗濯物をそのまま乾かすとなんとなく臭いがしませんか?それは雑菌が繁殖して悪臭を放っているからなんですよ。
さらに、放っておくとシミになってしまうこともあります。
一見透明のきれいな水に見える雨ですが、実は汚れをたくさん含んでいるんですね。
洗濯物が汚れた水で濡れたと考えると…やっぱり洗い直しを行うべきですね!
洗い直しはやっぱり最初から?
洗い直しの必要性はわかったけれど、じゃあどの程度洗い直したらいい?最初から全部かな?と疑問に思いますよね。
一般的に、少し濡れた程度や濡れてすぐの状態であれば、洗濯機の水洗いのみで大丈夫です。
長いあいだ雨に濡れてしまった場合は、やはり洗剤を使ってもう一度きちんと洗い直したほうがいいでしょう。
よく使うタオルや直接肌に触れる下着類も、やはり最初から洗い直したほう気持ちが良いですね。
雨の臭いが気になったらこれで対処
洗濯物が雨臭くて気になる場合は、酸素系漂白剤につけ置きしましょう。
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40度ほどのお湯に粉末タイプの酸素系漂白剤を溶かす。(分量は表記を参考にして下さいね)
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洗濯物を入れ1時間以上つけ置きする。その後洗濯機ですすいで脱水し干す。
酸素系漂白剤は殺菌効果があり、色落ちや生地の傷みを防ぐ成分が入っていますよ。
液体タイプのものもありますが、粉末タイプのほうが殺菌作用に優れており、雨に濡れた洗濯物にはおすすめですね。
⇒ 梅雨時期の洗濯物は乾かない!スッキリ乾かす方法と臭いの対策まとめ
雨の日は外に洗濯物を干しても乾く?
洗濯物はできるだけ外に干したいですよね。
雨の日でも適度な風があり、洗濯物が濡れない場所であれば、外に干してもOKです。
洗濯物は太陽の光だけで乾いているのではなく、風によって水分が吹き飛ばされることでも乾いていますよ。
できるだけ間隔をあけて干し、風の通り道を確保するようにしましょう。
洗濯物が吹き飛ばされないように、しっかりと洗濯バサミで固定しておいてくださいね。
弱い雨の日であれば半乾きになる程度まで軒下で干し、その後部屋干しすればしっかりと乾かすことができますよ。
雨の日の部屋干しで素早く乾かす条件
雨が続く日はどうしても避けられない部屋干しですが、ちょっとしたコツで素早くきれいに乾かすことができますよ。
洗濯物が乾く部屋干しの条件は次のふたつです。
- 風が当たること
洗濯物が乾く条件として「風があたること」を前項で説明しましたね。
部屋の中で自然と風は起こりませんので、人工的に風を吹かせてやる必要がありますよ。
なので、扇風機を使いましょう。風をあてる部分は、洗濯物の真ん中より下です。
洗濯物の水分は上から下に降りてきますから、それをめがけて風を当てると効果的ですよ。
- 湿度が低いこと
室内の湿度が低いことも大事な条件です。室内に含むことができる水分の量は決まっていますよ。
雨の多い日は当然室内の湿度が高く、多くの水分を含んでいます。
そこへ濡れた洗濯物が干されると、ますます湿度は高くなってしまいますね。
せっかく洗濯物から水分が蒸発しても、室内の水分が洗濯物に逆戻りしてしまい、いつまでも乾きにくいということになりかねません…
なので、「エアコンを除湿モードにする」「除湿機を使う」などして、室内の湿気を取り除きましょう。
室内で素早く乾かす干し方のコツ
干し方ひとつで乾き方はずいぶんと違ってきますよ。コツは「風の通り道を作る」ことです。
- アーチ型に干す
角形のピンチハンガーに干す場合、アーチ型になるように干しましょう。
具体的には外側に長い洗濯物を、内側に短い洗濯物を干すようにします。
そうするとちょうどアーチの形になりますよね。
このように干すことで、洗濯物の下部に空間ができ、風が通りやすくなりますよ。
またこの形に干すと、なんと空気の気流が発生し、洗濯物が乾きやすくなるのです。
- 間隔をあけて干す
洗濯物同士がくっついていると乾きにくくなりますね。
できるだけ間をあけ、風が洗濯物の間を通り抜けるようにしましょう。
また、厚いハンガーにすると洗濯物に隙間ができ、乾きやすくなりますよ。
針金ハンガーでも、肩部分にタオルを巻いて厚みをもたせることで乾きが早くなります。
タオルが洗濯物の湿気も吸い取ってくれるので効果的ですね。
- アイロンをかける
ズボンのポケットやシャツの袖口などの乾きにくい場所は、アイロンをあててから干すと良いでしょう。
水分が蒸発して乾きやすくなりますよ。
湿った状態でアイロンをかけるとシワも伸び、干したあともきれいですね。
ただし、焦がさないように十分注意してくださいね。
まとめ
・雨に濡れた洗濯物は雑菌だらけ。
・軽く濡れたものや濡れて間もない物は水洗いのみでOK。
・雨臭さが気になったら粉末タイプの酸素系漂白剤につけ置きする。
・風があり濡れない場所であれば、雨の日でも外干しOK。
・室内干しで素早く乾かすには「扇風機の風をあてる」「室内を除湿する」。
・干し方を工夫すると乾き方が全然違う!
雨の日のお洗濯が気持ち良くできるようになれば、どんな天気でも洗濯ができるようになりますね。
毎日が楽しいお洗濯ライフになるように、紹介したことを実践してみてくださいね。