夏の暑い夜は寝苦しくてたびたび目が覚めてしまいますよね。
どうしても暑いと、子どもなんかはよくタオルケットを蹴ってたり、転がって冷たい床の上で寝ていたりします。(まぁ私もそうなんですが…)
ですが、布団やシーツ、枕などの寝具にひと工夫を加えれば、ずいぶん快適な睡眠をとることができるようになりますよ。
そこで今回は「寝るときの暑さ対策のための布団とシーツと枕の選び方」をまとめました。
「最近暑くてあまり快眠できていないなぁ…」という人は、ぜひ読んで試してみてくださいね。
寝るときの暑さ対策には何が大切?
日本は湿度が高い国です。夏の夜に寝苦しいのは、温度が高いだけではなく湿度が高いことも原因です。
特に、寝ている間は汗をかくので湿気がこもりやすくなりますね。
夜中に目が覚めると、背中にびっしょりと汗をかいていることはないですか?
体温の高い人は特にそうなりやすいですよね。
湿気が高いと「眠りが浅くなる」「目が覚めやすくなる」というデータもありますよ。
これではせっかく睡眠時間を確保しても、疲れが取れず、疲労がたまっていくばかりです。
夏の夜にぐっすりと眠るためには、湿度を低くすることも重要なポイントなんですよ。
心地よく寝るための布団やシーツ選びのポイント
睡眠中の布団は、体から放出された汗や熱で湿気がこもりやすくなります。
快適な睡眠をとるためには、湿気や熱をうまく逃がすことがポイントですよ。
また、頭を冷やすと眠りやすくなります。
脳が冷えることで体がリラックスできるのですね。
これらのことを踏まえて、寝具には次のようなものを選びましょう。
湿気がこもらない!ガーゼやリネン素材のシーツ
ガーゼやリネン(麻)は吸汗速乾性に優れています。
つまり、汗がよく乾き、湿気をこもらせないんですね。
人間は寝ている間におよそコップ1杯分の汗をかくそうです。
そのため、布団が汗を吸い込んでくれないと不眠にもつながってしまいますよ。
そして、人は体温が下がり始めた時に深い眠りにつき始めます。
ところが、汗が蒸発せずこもったままだと体温を下げることができず、浅い眠りが続いてしまうんですね。
「麻のシーツ」は熱伝導が早いため、すぐに熱を発散してくれますよ。
また、洗濯してもすぐに乾くので清潔さを保つことができますね。
洗濯回数が多くなる夏にはぴったりですよ。
敷きパッドを利用している人は、これも麻が使われているものに替えてしまいましょう!
これで暑い夜でも寝るときの快適さが増しますよ。
こちらの敷パッドはオールシーズンOKです。抗菌・防臭効果があるのも嬉しいですね。
通気性が良くて吸水性があり、ふんわりと気持ちのいい素材なので、夏の暑さ対策にはぴったりですね。
頻繁な洗濯にも!麻の枕カバー
脳は体の中でも熱のこもりやすい部分です。
頭を冷やすことによって深部体温(体の内部の体温)が下がりやすくなり、ぐっすりと眠ることができるようになりますよ。
夏の枕カバーはご想像の通り、汗や皮脂で汚れまくっています。
⇒ 布団の家での洗濯頻度は?シーツや枕カバーは汚いからもっと洗おう!
そこで、汗を乾かしやすくて洗濯しやすい「麻の枕カバー」に替えてみましょう。
天気の良い日は朝に干すと昼頃には乾きますよ。こまめに洗濯できるのは嬉しいですね。
また、洗濯にも強い素材なので、生地のことは気にせずガンガン洗濯ができますよ。
暑さ対策には専用の冷却枕を!
上記のような方法で素材や性質にこだわってみても「あまり効果が見られない…」「どうしても暑くて寝られない!」という場合は、テクノロジーに頼ってしまいましょう!
これは枕自体を冷たくし、その冷気で頭を冷やして全身を涼しくしてくれますよ。
5時間程は最低温度を維持してくれるので、深い眠りにつくまで冷たさがキープされます。
また、1日冷凍庫に入れても柔らかいままなので、頭が痛くなる心配もありませんよ。
1000円以下で買えるので、「暑くて寝れないけど、エアコンを使うと電気代がなぁ…」という人は一度試してみてくださいね。
快眠のために!敷布団もチェック
いくらシーツやカバーを涼しい素材のものにしても、肝心の敷布団が暑いままだと元も子もありませんね。
夏におすすめの敷布団は凹凸があり中綿を用いられているものです。
凹凸があることで肌との密着面が小さくなり、通気性が高くなってしまいますよ。
これで「背中がムシムシして寝苦しい…」ということがなくなりますね。
反対に「低反発素材」や「柔らかすぎる布団」はおすすめできません。
体が布団に沈み込んで密着してしまうため、余計に熱さを感じやすくなってしまいますよ。
敷きパッドを使用すれば、今の布団にかぶせるだけで、暑さ対策ができますよ。
新しい敷布団を買うより費用をかなり安く抑えることが、すぐに対策したい人にはおすすめです。
麻が苦手な人ならナイロンのものを選んでみるのもいいと思いますよ。
まとめ
・寝苦しいのは気温だけでなく湿度の高さも原因。快眠するには湿度を下げることもポイント。
・寝具は汗を乾かしやすく湿気を逃がしやすい素材を選ぶと良い
①ガーゼ素材やリネン(麻)のシーツや枕カバー
②敷布団は凹凸のある中綿を用いられているもの
③低反発や柔らかすぎる布団は体に密着するため暑さを感じやすい
夏は体力を消耗しやすいため、夜に熟睡することは夏バテ予防のためにも大切なことですよ。
質の良い眠りができれば夏を元気に過ごせます!
ぜひ布団とシーツを良いものに変更して、寝るときの暑さ対策をしてくださいね!