ドライコースで洗濯する時、洗剤の量をちゃんと気にしていますか?適当な目分量で使ってないですか?
正しい洗剤の量で洗わないと、ちゃんと汚れが落ちず、ただ生地が傷むだけになってしまいますよ。
この記事で正しい方法を学んでくださいね。
洗剤の量を間違うと起きるこんなこと
洗剤の量は、洗濯物や水の量で決まります。
決められた洗剤の量より多く、または少なく使うとこんなことが起きてしまいますよ。
洗剤が多い場合
決められた分量よりも多く使うと、すすぎ残しの原因になります。
洗剤が必要以上に衣服の繊維に入り込んでしまい、洗濯機の水量では落としきれなくなってしまいますよ。
その結果、衣服に残ったまま乾かすことになり、繊維に残った洗剤が地肌を痛める原因になることもありますよ。
「多く使えば使うほどきれいになるんじゃないか」と思い、必要以上の量を使っていると、衣服をきれいにするどころか地肌を痛める原因をつくってしまうかもしれません。
洗剤が少ない場合
決められた分量より少ないと、衣服の汚れをきちんと落とすことができず、せっかく洗濯したのに汚れが付いたまま干すことになってしまいます。
「洗ったのにクサイ…」という場合も、洗剤量が足りていないことが原因の可能性が高いですね。
最近では少ない量で洗濯できる洗剤も増えてきましたね。
大事なのは「決められた分量をきちんと守る」ということです。水の量に対して溶ける量は決まっています。
「規定量=最も洗浄力が高い」これが汚れをきちんと落とし、すすぎ残しも防げる最も良い方法ですよ。
分量は洗剤の容器に記載されていますので、必ず確認しましょう。
ドライコースの洗濯に適している洗剤
ドライコースを使って洗濯する衣類は「自宅で水洗いはできるが傷みやすいもの」が多いですね。
なので、洗剤も衣類への負担が少ないものを選ぶ必要がありますよ。
最も適したものは中性の液体洗剤です。
ほとんどの洗剤は弱アルカリ性か中性ですね。
「弱アルカリ性の洗剤」は中性に比べ洗浄力が高いです。
「中性」は弱アルカリ性に比べて衣類にかかる負担が少ないという特徴があり、色落ちや型くずれを防ぐ成分が入っていますよ。
汚れを落とす力は弱いのですが、気になる臭いを落とすには十分ですね。また、液体だと水に溶けやすいのですすぎ残しが少なくなりますよ。
注意点として、「蛍光剤」が入っているかどうかはチェックするようにしましょう。
蛍光剤は白い衣類をさらに白くしてくれるのですが、淡い色が付いているものに使用すると色あせてきてしまいます。
色付きの衣類を洗うときは、蛍光剤が入っていないものを選ぶようにしましょう。
中性洗剤有効活用法
ドライコースは衣類を傷めないよう優しく洗い上げてくれる反面、洗浄力は弱めです。
衣類に食べ残しや汚れのひどい部分がある場合は、洗濯機に入れる前に洗剤の原液を直接汚れに付け、布で押さえた後に洗濯するときれいに落とすことができます。
また、ドライコースで洗うことの多い下着類は、直接地肌に触れるため汗が染み込みやすくなります。
染み付いてしまった汗の臭いには、つけ置きが有効ですよ。
【汗の臭いをとるつけ置き】
1.洗面器やオケに30度ほどのぬるま湯を用意する(ぬるま湯のほうが汚れが落ちやすい)
2.湯1リットルに対し中性洗剤5cc、漂白剤10ccの割合で溶かす
3.30分程度つけておく
4.その後手洗いして干す
まとめ
・洗剤の量は決められた分量をきちんと守る。「規定量=洗浄力が最も高い」
・ドライコースには「中性の液体洗剤」が適切
・中性洗剤の特徴
①弱アルカリ性の洗剤に比べ洗浄力は弱いが衣類への負担が少ない
②色落ちや型くずれを防ぐ成分が入っている
③色つきの衣類には「蛍光剤」の入っていない洗剤を選ぶこと
私も以前は「洗剤を入れれば入れるほど汚れがよく落ちる」信者でした。
しかしある日、洗い上がりがヌルヌルになってしまったことがあったんですね。
それから洗剤の量を気にして守るようにしたのです。
すると、やはり服が長持ちするようになりましたし、お気に入りのニットを気持ちよく着られるようになりました。
また、意外だったのが「洗濯槽を掃除する頻度が減った」ことです。
今までしょっちゅうフィルター掃除や洗濯槽掃除マークが付いていたんですけど、最近あまりないですね。
入れすぎた洗剤が洗濯槽まで汚してしまっていたのでしょう。
正しい洗剤の量は服も洗濯機も守ってくれるんですね!