「キッチンに立っているとなんか寒い」「換気扇からの風でスースーする…」てことありますよね。
特に、「冬場は寒くて料理が億劫…」という人も多いと思います。
しかし、料理をしていてガスを使っているときは、換気を怠ると危険ですよ!
そこで今回は、『キッチンの換気扇から寒さを感じないようにする対策』についてまとめました!
キッチンの換気扇の寒さ対策
それでは具体的な対策方法をみていきましょう。
換気扇用カバーをかぶせる
もっとも簡単にできる方法は、「換気扇用カバーなどで換気扇を覆う」ことです。
レンジフードにがパッとかぶせるだけのものは、簡単に対策できておススメですよ。
「プロペラのような羽根つきの換気扇に対応可能な換気扇カバー」もありますよ。
これで少しは寒さもマシになるはずです。
私の家では、トイレの換気扇から寒さを感じるので、小さな換気扇カバーをつけています。
これだけでも温かさにかなり違いを感じますよ。
また、換気扇カバーをつけると外からの「虫の侵入を防げる」ということもありますね。
夏に出てくるゴキブリの侵入経路の一つに、換気口があるのを知っていましたか?
虫対策をするためにも、キッチンの換気扇だけでなく、「浴室」や「洗面所」にも取り付けておきたいですね。
換気扇に電動気密シャッターを取り付ける
「現在お使いの換気扇に電動気密シャッターを取り付けて寒さ対策をする」という方法もありますね。
これだとレンジフードが停止していているときに、外からの風の侵入を防止してくれますよ。
換気扇を気密シャッター付き換気扇に変える
もし換気扇自体を変えることが可能なら、「機密シャッター付き換気扇に変える」のもおススメです。
今使っている換気扇が古くなってきたのなら、換気扇自体を『性能のいいものに買い替える』ことを検討してみてもいいのではないでしょうか?
※ちなみにシャッターの取り付けや換気扇の交換は、自分で行うのは難しいのであまりおすすめできません。
『換気扇交換サービス』などを利用したほうがいいですね。
換気扇をつけないと一酸化炭素が発生する危険が!
「台所の換気扇を付けると寒い」からといって、つけずにガスを使うことは非常に危険です!
冬場は部屋を閉め切っていますよね。
空気が入れ替えられないと、二酸化炭素が部屋にたまったままになってしまい、中毒になる可能性もありますよ。
特に、気密性が高くなってきた近年の住宅では、換気は絶対に必要です。
もっとも恐ろしいのが「一酸化炭素中毒」です。
ガスが燃えるには新鮮な空気が必要ですが、締め切った部屋でガスを使用していると、燃焼のために必要な「酸素」が不足してしまいます。
そのために「不完全燃焼」が起きて、有害な一酸化炭素が発生する可能性があるのです。
一酸化炭素は無臭で気が付きにくく、少量でも毒性は強力で危険なものです。
症状として、軽い場合は『頭痛や吐き気』などがみられます。
もう少しひどくなると『手足のしびれ』『動けなくなる』といった症状が出てきます。
重症になると、『脳細胞の破壊』『意識不明』などがおこって最悪死につながることもありますよ。
なので、もう一度言いますが、寒いからといってガス使用中に換気扇を止めることだけは絶対にやめましょう!
昔の家は隙間も多かったので、このような一酸化炭素中毒の心配もあまりありませんでした。
でも、最近の家は気密性が高いので、このようなことが容易に起こってしまいますよ。
換気についてもっと真剣に考えなければいけませんね。
まとめ
換気扇は、古い空気を排出して新しい空気を入れ替えてくれます。
特に「キッチンでガスを使って料理をする場合は、とても重要な役割を果たしている」ということがわかりましたね。
換気扇が寒い時の対策と、大事なポイントをまとめておきましょう。
1.換気扇をカバーでふさぐ
レンジフードタイプのものにはかぶせるだけのカバーなどがおススメです。
羽根つきの換気扇対応のカバーもありますよ
2.換気扇に電動気密式シャッターを取り付ける
今使っている換気扇を丸ごと買いかえなくてもよい方法です。
3.気密シャッター付換気扇に取り換える
「思い切って換気扇自体を変えてしまう」という方法ですね。
長く使い続けるものなので、性能の良いものを選ぶようにしましょう!
2や3の方法は、自分では難しいので換気扇交換サービスなどを利用しましょう。
※大事なこと※
「キッチンでガスコンロを使用するときは必ず換気扇を使用する」
締め切った室内でガスコンロを使用すると、酸素が足りなくなり「一酸化炭素中毒」になってしまう危険性があります。
ひどいと死にいたる場合もありますよ。注意しましょう。
キッチンの換気扇近くが寒い場合は安全に気を付けながら対策を行いましょうね。