床の冷たさを和らげ暖かく室内を保ってくれながら、リビングルームなどのアクセントに欠かせないラグ。
いつも清潔に保ちたいですよね。
ですが、食べ物や飲み物をこぼしてしまい、アクシデントで汚れてしまう場合もあると思います。
そこで、『重曹を使って簡単にできるラグの掃除やシミ抜き方法』をまとめておきました。
お気に入りのラグを長く使うために、この記事を読んで準備しておきましょう。
ラグのシミの原因を知ろう!
一言に「シミ」と言っても、原因の種類は様々ですよね。
原因によって掃除方法はかなり違ってきますよ。
まずは「このシミはなぜ出来たのだろう?」と考えて、そのシミの原因や状況を把握し、掃除方法を間違えないようにしましょう。
間違った方法はさらに汚れをひどくしてしまう場合もありますよ。
シミや汚れの段階を知り、効果的に綺麗にしましょう!
軽いシミや汚れには重曹が効果的
重曹(ベーキングソーダ)には中和作用と消臭作用、吸湿作用があります。
中和作用とは「酸性の汚れを中和させること」です。
この中和作用によって賛成の臭いの元を分解してくれて消臭ができますよ。
また、重曹は弱アルカリ性で、肌の表面の油脂に含まれる「脂肪酸」を中和させることによって、石鹸と同じような物に変化します。
だから洗剤のように掃除に役立つんですね。
それでは、シミの種類から掃除方法を見てみましょう。
ジュース、醤油、コーヒー、ワインなどのシミ掃除方法
1.重曹を水で溶かしたものを霧吹きに入れて、シミの部分によくスプレーしてください。
2.厚手の乾いたタオルをシミの上に乗せてシミの部分をタオルの上から掃除機で吸い込んでください。
この作業を繰り返すと、醤油やコーヒーなどのシミはほとんど目立たなくなりますよ。
ちなみに30分以内のシミなら本当に綺麗に取れます!
こぼしてしまったときは急いで掃除しましょう。
マヨネーズやケチャップなどのシミ掃除方法
準備するものは、重曹と使い古した歯ブラシです。
1.シミのついた部分をぬるま湯で軽く濡らして、その上に重曹を少しずつ振りかけます。
2.準備した歯ブラシを使ってシミの部分を擦りながら重曹をなじませます。
3.シミ部分を指先を使い、優しくしっかりと揉みほぐしていきましょう。
4.よく揉みほぐしたらぬるま湯で良くすすいでください。
お酒やビールなどをこぼしてしまった場合
準備するものは水と布巾2〜3枚、霧吹きに入れた重曹水です。
1.乾いた布巾をラグの下(シミのついている部分)に敷いて、もう一枚の布巾をラグの上の部分に置いてください。
2.布巾を軽く叩くようにして水分を上と下から吸い取っていきましょう。
3.水で布巾を軽く濡らし、汚れた部分が綺麗になるまでこすってください。
4.最後に霧吹きに入れた重曹水をスプレーして、乾いた布巾で水気を取るように軽く擦りましょう。
灯油やプリンターなどの油性インクをこぼしてしまった場合
準備するものはベンジンと雑巾です。
1.ベンジンを雑巾に染み込ませ、シミ部分の周辺から中央に向かって叩きながら汚れを落としていきましょう。
2.重曹水を雑巾に染み込ませてベンジンと同じようにシミ部分を叩いてください。
3.あとはこの作業を繰り返し、シミが綺麗になったら最後に強く絞った雑巾でラグを水拭きしてください。
注意:このシミ抜き方法をする前には、ラグが「ベンジンを使用しても大丈夫なもの」かどうか確認してくださいね!
重曹を使ったラグの掃除方法-まとめ-
シミの種類別に重曹を使ったラグの掃除方法をまとめてきました。
汚れの種類や状態によって方法は変えるようにしましょう。
効果的に掃除ができればたいていの汚れを取ることができますよ。
お気に入りのラグは長く使いたいですよね。
そのためにも「汚してしまった」ときの準備をして、きれいな状態を保てるようにしましょう。
たくさんの掃除に役立つ『重曹』を準備しておけば、「いざ」というに焦らずにすみますよ。